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ないとどうなる?プライバシーはなぜ大切なのか

誰にでも知られたくないことがある

経済状態、病気の有無、政治信条、性的嗜好、過去の過ちなど、誰にでも何らかの「知られたくないこと」はあるのではないでしょうか。そしてこれらほど重要なことでなくても、例えば「どこへ行っていた」「誰と会っていた」など、わざわざ言いたくないこともたくさんあるはずです。ところで、もしプライバシーという概念が存在せず、すべてを開けっぴろげにすることが強制される社会が実現したら、どうなってしまうでしょうか?

もしそうなったら、権力者が大勢の人々を、好きなように支配できてしまうのではないでしょうか。特定の人の「恥ずかしい情報」や「その人の社会的信用を失墜させる情報」を握ったり、誰が誰と付き合っていてどんな考えを持っているといった情報を把握すれば、その人たちを意のままに操ることが可能になります。また権力者の支配という他にも、プライバシーがなければ、少数派の嗜好や考えを持つ人は、とても生きづらくなるのではないでしょうか。

民主主義社会にプライバシーは必須

このようにプライバシーのない社会というのは、弱肉強食で少数意見の尊重されない、悲惨な社会となることが予想されます。そして、いくら正しい意見を持っている人でも、簡単にその存在を潰されてしまうでしょう。
ですから、他者のプライバシーを認めることは、民主主義社会にとって必須です。もちろん社会のために、明らかにしてもらうべきことはあります。しかし基本的に、誰が何をして何を考えていても自由であり、それを公表したくない場合は公表しなくてよいというスタンスを取らなければ、前述のような悲惨な社会となってしまいます。プライバシーは、個人を尊重し、その人の自由を守るためにやはり必要なのです。

個人情報などを守るために近年では企業だけではなく、個人でも住所や名前などが書かれたものを裁断するためのシュレッダーを保持している人は多いです。